危険は警告されていた−2
2022-01-16



今、日本で起きていること、世界で起きていること、その理不尽なことが起きている中に危険が潜んでいることを感じている人たちは少なくない。


     なぜそんなことが起きているのか、どのようにして起きているのか。
     一部知りつつ漠然と危険に感じていることを、何とずっと前に明瞭に警告
     していた人がいた。


――― 続き ―――


例えば、人々はこうやって騙された。


1920年代、無防備な独国民が、国内における共産主義の浸透に危機感を抱いていたところ、詐欺師Hトラーが登場し、こう言った。


     「私に従えば共産主義を無くしてあげます」


それで人々はHトラーに従い、共産主義は排除された。


     しかし彼は、代わりに全く同じものを導入した。異なる旗印の下で。


独の善良な人々は、Hトラーが反共産主義を掲げ、社会福祉を約束する裏で、何を企んでいるか知ろうともしなかった。


     国民の殆どは「我が闘争」を読んだことがなかった。


     読んだことがある人でも、本当の意味を知る人は殆どいなかった。


彼らは専制政治を常に構成している「両輪」を認識することができなかったのだ。

     「集団主義」と「道徳の崩壊」


つまり、専制政治に対する嫌悪感と、専制政治の本質に対する無知によって、別の専制政治に操られることになったのだ。


     皮肉にも、これは全て民主的なプロセスによって行われた。Hトラーは
     選挙によって政権を奪取したのだ。


これは米国でも起こり得ることだろうか。


     間違いなく起こり得る。そのプロセスは既に始まっている。


     ―――そして今は、相当進んでいる。歴史の記念碑を壊し、店を破壊
        し、警察はいらないと叫び、CA州知事は刑務所にいる囚人を一斉
        に外へ出し、NY州知事は麻薬を合法化し、秩序の崩壊。


        男女の生物学的相違を削除して性別を排除して均一化する集団
        主義。(お父さん、お母さんとも呼ばせない。家族を分断、家庭の
        破壊) 単独に子供も政府が教育し、支配する。


        そして脅しと差別による接種の義務化、権力支配が進んでいる。


     ―――日本でも、「誰でも日本に来て好きなようにしていい。日本は
        日本人だけのものではない〜〜」などと、法律を守らない者の方
        を擁護して、秩序を崩壊させようとする力が働いている。


        戸籍はいらない、として日本の優れた精神のつながりである先祖
        との絆を破壊しようとする。文化伝統の破壊。


        夫婦別姓を唱えて、家族の分断を目論む。子供にとって大切な
        一つの家族としての姓。どちらでも選べる日本の制度にもかかわ
        らず、家族をバラバラにしたい、家族を破壊したい邪悪な意図が
        見える。


        そして権力は、自粛と言う強制ではない強要、接種者優遇という
        国民の分断、圧力による支配を強めている。


共産主義に反対するという大義名分のもと、私たちは今、歴史上類を見ない速度で「集団主義」に向かって真っ逆さまに突入している。


     ―――これは53年前に既に語られたことだ。今ではない。今なら私たち
        にもよくわかる。
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